東京ディズニーリゾートの入場料が値上げされるというニュースが記憶に新しいですが、Japaaan的にはこちらのほうが気になる気になる!
奈良県斑鳩町の世界遺産「法隆寺」。1月1日から拝観料が引き上げられました。大人(中学生以上)が1000円から1500円に、小学生が500円から750円でいずれも1・5倍になっています。
1993年から据え置かれてきた拝観料ですが、法隆寺の古谷執事長は「多くの文化財を抱える寺の維持には、ある程度の浄財が必要と判断」され、値上げに踏み切ったようです。
値上げの背景には参拝客の減少がありました。少子化の影響で参拝客の多くを占めていた修学旅行生が減少、一般の観光客も旅行先が多様化し、参拝客は減少。
世界遺産になった1993年度までは年間100万人を超えていましたが、2005年度には60万人に。「平城遷都1300年祭」が開催された2010年には96万人に回復しましたが100万人には届かず、2013年度には再び減少して79万人でした。
値上げはうれしいことではないですが、五重塔や金堂が立つ「西院伽藍(がらん)」、夢殿がある「東院伽藍」、百済観音などの国宝・重要文化財を安置する「大宝蔵院」の計3カ所の拝観料。観覧できるものを考えたら、相応の価値があるのではないでしょうか。
朝日新聞デジタルがタイトルで一句詠んでいます。
via.客減れば、値上げやむなし法隆寺 拝観料引き上げ:朝日新聞デジタル
公式サイト:法隆寺