実は千利休のおすすめグルメ!栄養満点な「納豆汁」は冬を乗り切る古の郷土料理

歴史 好き太郎

東北地方の名物料理

皆さんは納豆汁は好きでしょうか?

納豆には独特の粘り気や匂いがあるので、苦手な人もいるかも知れません。それに、現代では決してメジャーではなく郷土料理の一種に数えられているので、そもそも食べたことがないという人もいそうですね。

実際、納豆の消費量が全国一位である福島県福島市や、水戸納豆で全国的に知られている茨城県水戸市では、納豆汁の存在すら知らない人も多いと言われてます。

しかし実は、日本史と納豆汁には意外と深い関係があります。今回はその関係を掘り下げてみましょう。

納豆汁は、東北地方の山形県や岩手県、秋田県などで広く親しまれています。

特に山形県では山形市・新庄市・庄内町・酒田市・鶴岡市をはじめとする全域で、また岩手は湯田町(現:西和賀町)、秋田は湯沢市で郷土料理としてよく知られています。

さらに、山形県や秋田県の一部では正月の雑煮が納豆汁仕立てになることも珍しくありません。また熊本県や福岡県でも、雑煮に納豆を加える例が見られることから、かつては納豆を使って汁物を作るのは一般的なことだったと推測できます。

3ページ目 各地のレシピ

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