ヤフオクで夏目漱石の直筆が落とせる時代に!
すごいニュースが飛び込んできました。都内の高校非常勤教員の方がなんと夏目漱石が村上霽月(むらかみせいげつ)という、俳人であり実業家でもあった人物に当てたハガキをヤフオクで落札したというもの。
さらに驚くことに、この高校教諭は夏目漱石のハガキとは知らずに落札し、後にこの事実を知ったということです。このハガキには漱石の俳句が2句添えられていたとのことで、そのに2句がこちら。
菊の雨聞いて閑(かん)ある病(やまい)哉
菊の三日雨と変るや昨夕(ゆうべ)より
ハガキは1910(明治43)年11月3日の消印で、夏目漱石が800グラムの血を吐き人事不省に陥ったとされる「修善寺の大患」の約2ヶ月後のもの。
このハガキは当初ヤフオクでの出品時には100円という破格の値がついており、出品者自身も夏目漱石が送ったハガキとは知らずに出品したようですね。なお、落札価格は公表されていませんでした。
落札をした高校教諭は俳句への興味からこのハガキを偶然に落札しました。Japaaanではこれまでに一般の方が歴史的な資料を保管していたというニュースをいくつもお伝えしてきましたが、今回の夏目漱石に直筆ハガキもまたロマンあふれるニュースであることに間違いありませんね。