2023年9月現在、今まさにラグビーワールドカップがフランスで行われています。日本の活躍を楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、ラグビーがいつ・どのようにして日本に伝わってきたのか、その歴史をご紹介します。より深くラグビーのことを知って、さらにワールドカップを楽しみましょう。
ラグビーはイングランド生まれ
2023年は、ワールドカップが行われているだけでなく、ラグビー自体の歴史にとっても記念すべき年なのです。というのも、ラグビーが誕生した起源となった出来事が起きたのが、まさに今から200年前、1823年8月24日のことなのです。
ラグビーは、イングランドの「ラグビー校」と呼ばれるパブリックスクールで、フットボールをしていたときに、エリスという男の子がルールを無視してボールを持ちながら走ったことがきっかけで誕生しました。ちなみに、彼の名前をとって、ラグビーワールドカップの優勝トロフィーは「エリスカップ」と呼ばれているんですよ。
日本にラグビーが伝わったのは約150年前
イングランドでラグビーの原型が誕生し、さまざまな発展を遂げたあと、日本にもラグビーが伝わりました。最初に日本でラグビーが行われたのは、1874年の横浜。イギリス人船員がプレーしました。2023年から数えると、約150年前と考えると、以外にも古くから日本に伝わっていることがわかりますね。
そして、1899年には慶應義塾大学の英語の講師をしていたE・Bクラークという人物が学生にラグビーを教え、日本最初の大学ラグビー部が誕生。慶應義塾大学の他に、主に早稲田大学、明治大学、同志社大学などが大学ラグビーの中心となってきました。ちなみに、現在でも多くの人気を誇る早慶戦も、1924年に始まっています。その後、高校ラグビーや社会人ラグビーも発展していきます。
ラグビーの聖地は昭和初期に誕生
現在、ラグビーの聖地と呼ばれる花園ラグビー場(大阪)は、昭和4年(1929年)にオープンしました。ラグビー専用のグラウンドは国内で例がなかったため、イギリス・イングランドのトゥイッケナムラグビー場をお手本にしたと言われています。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです!