戦時中の広島県・呉を舞台に、一人の女性・すずさんの前向きに生きる人生を描いた、こうの史代による漫画『この世界の片隅に』。2016年には劇場アニメ化され予想をはるかに超える大ヒットを記録しましたが、2024年にミュージカル化されることになりました。
原作漫画『この世界の片隅に』は、太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が淡々と丁寧に描かれ、それゆえにいっそう生きることの美しさが胸に迫る作品。
今回の舞台化の脚本・演出は、原作コミック『四月は君の嘘』をミュージカル作品として成功へと導いた実績もある上田一豪氏。
主人公の浦野すず役を、昆夏美と大原櫻子がWキャストで、すずが嫁ぐ相手の北條周作役を海宝直人と村井良大のWキャストで、すずと周作の三角関係となる白木リン役を平野綾と桜井玲香がWキャストで、周作の姉ですずにとっては義姉の黒村径子役を音月桂が演じます。
ミュージカル『この世界の片隅に』は、2024年5月に日生劇場にて公演されます。その後全国ツアー展開、『この世界の片隅に』の舞台である広島県呉市にて大千穐楽を迎える予定です。