みなさんのなかには、喫茶店やカフェめぐりがお好きな方も多いのではないでしょうか。コーヒーなどの飲みものはもちろん、店内のテーブルやイス、カーペットや壁紙などのインテリアのほか、流れる音楽や雰囲気などを楽しみに行く方もいるかもしれません。
そんな喫茶店・カフェ文化ですが、日本にはいつごろ芽生えたものか、みなさんは知っていますか?意外にも古く、また紆余曲折の歴史がありました。
今回の記事では、日本に喫茶店・カフェが誕生した当時の歴史を振り返ります。
日本にコーヒーが伝来したのは江戸時代!?
喫茶店・カフェに欠かせないコーヒーが日本に入ってきたのは、江戸時代・徳川綱吉の時代ごろだったと言われています。しかし、正式にコーヒー豆の輸入が始まったのは1858年(安政5年)に日米修好通商条約が結ばれた後でした。
とは言え、当時コーヒーを飲むことができたのは一部の特権階級の人たちのみ。一般の人々がコーヒーを飲めるようになったのは、それから約30年後のことでした。