NHK大河ドラマ「どうする家康」、皆さんも楽しんでいますか?今回言及するのは、第2回放送「兎と狼」で初登場の松平昌久(演:角田晃広)です。
松平元康(演:松本潤。徳川家康)とは同族でありながら本家争いを繰り広げており、この時も騙し討ちを謀りました。
その手口が「誠意を見せるため、土下座した背後からの火縄銃乱射」というもの。この描写に、少なからぬ歴史ファンから疑問の声が噴出します。
「先込め式の火縄銃で連射などありえない」
「たとえ別々に撃ったにせよ、地方の小豪族に過ぎない昌久に、あれだけ大量の火縄銃が調達できたとは思えない」
……などなど。こうした疑問に対して、擁護する意見も上がりました。
「宣教師ルイス・フロイスが火縄銃の普及速度に驚嘆するなどの記録も残されており、昌久が揃えていても不思議ではない」
果たして、あのシーンは実現可能だったのか、今回考察したいと思います。