『どうする家康』13話「家康、都へゆく」の最後では、お市の従者として阿月(演:伊東蒼さん)が登場しました。
「どうする家康」上洛なんかしている場合か!?第13回放送「家康、都へゆく」振り返り
NHK大河ドラマ「どうする家康」、今回は徳川家康(演:松本潤)が上洛して足利義昭(演:古田新太)に謁見。せっかく茶屋四郎次郎(演:中村勘九郎)に調達してもらった南蛮菓子コンフェイト(金平糖)をぜんぶ食…
戸惑いながらもお市からもらったコンフェイト(金平糖)を食べる姿には健気さを覚えた方もいるはず。 そんな阿月ですが、実は逸話の「小豆の袋」にモチーフにしているのではないかと言われています。
そこで今回は、阿月と関係している小豆の袋の逸話がどんな内容なのか紹介します。
逸話「小豆の袋」の紹介
元亀元年(1570)足利義昭の上洛命令を無視した朝倉義景に対して、織田信長は軍を向けます。朝倉氏が守る金ヶ崎城や天筒山城を攻略し、徐々に義景の元へ迫っていきました。
しかし、そんな時に浅井長政に嫁いだ信長の妹・お市の方から陣中見舞いとして小豆が入った袋が送られてきました。
信長は小豆が好きなこともあり、小豆の袋に喜びましたが、袋の両端が紐でしっかり結ばれていることに違和感を覚えます。
また袋に、はち切れんばかりの小豆が入っており、この異様な袋に信長は長政が裏切ったことにより、自分たちが袋の鼠になっていることを察知。羽柴秀吉と徳川家康が囮になり、京都への決死の撤退戦が始まるのでした。