おにぎりの歴史を調べていたら何故か「発掘されたおにぎり」に妙な執着が湧いてしまいまして、情報収集せずにはいられなくなってしまいました。ですので折角ですから見て下さい…。
各地の発掘現場ではおにぎりと見られる遺物がいくつも発見されています。弥生時代から戦国時代、江戸時代のものなど時代は様々。それら発掘おにぎりはすでに炭化してしまい「炭化米」と括られていますが、形をみればそれが今で言う「おにぎり」であったことが確認できます。
そんなロマンあふれる発掘おにぎりをまとめました。どうぞ!
石川県鹿西町(現中能登町)の発掘おにぎり
約2000年前の弥生時代のものと考えられています。今まで発掘されたおにぎりの中で最古と言われています。
鳥取県大山町の発掘おにぎり
この発掘おにぎりは押し寿司のようなものだったのではと推測されています。
鳥取県鳥取市青谷町の発掘おにぎり
弥生時代中期のものとみられ、厳密にはおにぎりではなく籾のまま炭化した炭化米。
八王子城跡 小宮曲輪の発掘おにぎり
八王子城跡での発掘おにぎり。
京都市 山科本願寺跡の発掘おにぎり
京都市の寺跡地での発掘おにぎり(炭化米)
平塚市 大久保遺跡の発掘おにぎり
弥生時代のものと考えられています。
石川県鹿西町の発掘おにぎり
杉谷チャノバタケ遺跡から発掘。弥生時代中期(紀元前200年以降)のものと考えられています。
横浜市都筑区の発掘おにぎり
実におにぎりらしい形の発掘おにぎり。ベストオブ発掘おにぎりである。竪穴式住居から出土した古墳時代のおにぎり。
新潟県妙高市の発掘おにぎり
新潟県妙高市の鮫ケ尾城跡から発掘された発掘おにぎり。1579年 戦国時代の落城時のものと判断された。
いかがでしたでしょうか、発掘おにぎり。おいしそう!…ではないですが、日本人と米、日本人とおにぎりは切っても切れない間柄なのかもしれません。