「チャリンコ」=ベル音説・韓国語説
自転車の俗称で「チャリンコ」というのがありますが、この名前の語源は何でしょう? いくつかの説があるようなので、ご紹介します。
もともと自転車をチャリンコと呼ぶようになったのは戦後のこと。特に1970年以降、石ノ森章太郎の特撮番組「がんばれ!!ロボコン」でチャリンコという単語が使用されたことで、幅広い世代に広がっていったと考えられています。
そんな「チャリンコ」という名称の由来については、大きく3つの説があります。
まず1つ目は、自転車のベルの音を由来とする説です。
一般的なシティサイクルから子供用の自転車まで、日本の自転車にはベルが付属していることが多いです。
そのベルの「チャリンチャリン」という音から、チャリンコという呼び方になったというものです。
2つ目は韓国語を由来とする説です。
韓国語で自転車は「チャジョンゴ」と言います。また、韓国の済州島の方言では「チャルンケ」と呼ぶこともあるようです。
戦前に大阪に移住してきた済州島の出身者やその子孫がチャリンコと呼び、それが全国に広まったという説です。