カネが欲しいのか、命が欲しいのか?江戸時代、強盗を改心させた七里禅師のエピソード

もし皆さんの家に強盗が入ったら、どうしますか?

出来れば何も奪わず壊さず、そして誰も傷つけずに出ていって欲しいものですが、それなら最初から強盗なんて企てません。

で、色んな対処が考えられると思いますが、今回は江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した七里禅師(しちりぜんじ。七里恒順)のエピソードを紹介。

強盗に対する彼の態度は、少しユニークなものだったようです。

七里禅師のプロフィール

七里禅師はその法名を恒順(こうじゅん)と言い、天保6年(1835年)8月5日、現代の新潟県長岡市にある浄土真宗の本願寺派明鏡寺で生まれました。

※禅師(ぜんじ)とはもともと禅僧に対する敬称でしたが、禅宗以外の僧侶に用いることもあります。

弘化2年(1845年)に11歳で出家、博多の萬行寺に入って研鑽を重ね、やがて寺を代表する名僧として成長しました。

本願寺派における最高学位である勧学の授与を打診されるもこれを辞退し、偉ぶることなく私塾を開いて子供たちに学問を教えるなど、広く敬愛された人格者だったそうです。

そして明治33年(1900年)に66歳で世を去りますが、死後に勧学の位を追贈されたのでした。

……とまぁ、そんな七里禅師がある晩、勤行に励んでいると……。

4ページ目 人からモノを貰ったら……

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