日本酒といえば、やはり新鮮なお刺身やお寿司、和食にぴったりというイメージですよね。
京都は京丹後市の木下酒造の「玉川 タイムマシーン(Time Machine)]はなんとアイスクリームにまであってしまう日本酒。
琥珀色のお酒を口にするとほんのりとろり、くどくない甘さはまるでブランデーやアルマニャックのようです。とはいえ、アルコール度数の強いお酒にありがちな舌を刺すような感覚はなく、日本酒らしさを保ちながらとてもやさしい味わいです。
それもそのはず、このお酒は300年前の造り方を復活させたとても伝統的なもの。昔の日本ではこんなお酒が飲まれていたんですね。
そしてさらに驚くのは、こちらの杜氏さんはなんとは日本初の”欧米人杜氏”フィリップ・ハーパーさんなのです。
歴史的な製法で作られていながら、どこかとてもモダンな味わいwおも感じるのはそのせいなのかもしれません。
もちろんそのまま飲んでも美味しいのですが、アイスクリームにかけるとまさに高級スイーツの味わい!和風でもなく洋風でもなく、どこかモダンで素敵なデザートに変身してくれました。その他にも小さめに切った果物にかけてもとても美味しかったです。
こちらの木下酒造では、この「タイムマシーン」以外にも「アイスブレイカー(Ice Breaker)」というオンザロック専用のお酒などとても革新的なお酒もつくられています。とはいえ、奇を衒ったものはなくどれも正統派の日本酒。
海外ではライスワインとして人気の日本酒ですが、ワインのひとつとして捉えられていることが残念ながら少なくありません。こちらの試みは、もしかしたら新しい日本酒の方向のひとつの答えなのかもしれませんね。