富士山にお姉さんができました!エベレストと「姉妹山」の提携締結!

増田 吉孝

2014年6月3日、富士山とエベレストが「姉妹山」になりました。登山家の野口健さんらが参加している、富士山やエベレストで清掃活動を行う日本のNPO団体富士山クラブと、ネパールの山岳協会などが6月3日、東京都内で覚書を結び、環境保全など両方の山が抱える課題に協力して取り組むことになりました。

「姉妹山ってなに?」 国際都市間の文化交流や親善を目的とした姉妹都市の山岳版です。姉妹山の定義は、姉妹都市と同じく特に法律で定められたものではありません。富士山はエベレストの姉妹山第一号とのことです。富士山は2003年にレーニア山(アメリカ合衆国)、ナウルホエ山(ニュージーランド)とも姉妹山の提携を結んでいます。
富士山

「なぜ姉妹山に?」富士山とエベレストの共通点は世界遺産という輝かしい部分だけではないのです。いずれも美しく素晴らしい山ですが、「ごみ」や「オーバーユース(過剰利用)」などが、共通の課題になっています。NPO団体富士山クラブが回収した富士山のごみは年間平均60トン超え。富士山はゴミの問題を抱えていたために世界自然遺産として登録できず、20年がかりで世界文化遺産として登録されたという経緯も忘れてはいけません。

エベレストにも、過去の登山隊によるごみが多く残っており、登山者は下山時に重さ8キロ分のごみを拾うよう義務付けられているそう。
世界最高峰エベレスト

姉妹山の発表会見で野口さんは「2つの山が互いに抱えている課題を一個一個、具体的に解決するために姉妹山提携を一つの象徴にしながら取り組んでいきたい」とコメント。また、ネパール山岳協会のアンツェリン・シェルパ会長は、「双方の山は世界遺産に登録され、将来につなげていく山で、覚書を結ぶことができて非常に光栄に思う」と話していました。

来年の春には富士山とエベレストで同時に清掃活動を行うほか、ヒマラヤでの森林再生事業などに取り組むことにしていて、活動の輪を広げていきたいとしています。

将来的には「姉妹山ネットワーク」を築き、世界中の山々が交流の場を広げていくことも視野に入れているとのこと。これからの活動が期待されます。

via.富士山とエベレスト「姉妹山」に NHKニュース

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了