8月31日、国立映画アーカイブが、ウェブサイト「関東大震災映像デジタルアーカイブ」を国立情報学研究所と共同で開設しました。
関東大震災とは
関東大震災とは、1923(大正12)年9月1日午前11時58分、相模湾を震源とする地震が、関東地方を中心に激しい揺れをもたらし、建物の倒潰や流出、崖崩れ、東京市や横浜市など都市部の延焼により、10万5千人に及ぶ死者・行方不明者、200万人を超える住居焼失者を生み出した巨大災害の通称です。
関東大震災から、今年で98年を迎えましたが、「関東大震災映像デジタルアーカイブ」ではこれにあわせて、文部省が監修し、全国規模での普及を図った長篇記録映画『關東大震大火實況』(1923年、文部省社會教育課製作・配給、64分)の全篇を公開。
震災発生のから100年の節目を迎える2023年9月1日までに、2年をかけて、国立映画アーカイブが所蔵する関東大震災関連の全ての映画を公開していく予定とのこと。
現在公開されている映像『關東大震大火實況』は、サイト内では場所やシーン別にクリップが用意されており、気になるクリップを自由に見ることができます。また、64分の全篇を通しで見ることも可能になっています。
関東大震災が発生した当時の様子は、テレビで見たことがある人も多いかと思いますが、本サイトでは、それぞれの場面に、撮影場所や撮影時刻、被写体となっている具体的な事象など、多くの情報が付加されていますので、より理解を深めることができるでしょう。
パソコン、タブレット、スマートフォンから閲覧できますので、是非チェックしてみてください。