日本文化はなんにせよ季節感が大切!四季のはっきりとした日本ではそれを生活に取り入れて楽しむことはとても重要なんです。
それが昔からある着物ともなればますます顕著に出てきます。
着物は毎日の服ですから、基本的には自分の好みのものを選べばOKなんだと思います。もちろん公の場などに出席する際にはきちんと形式に則った着物を着るのがルールですが、オシャレ着程度であればセンスの問題ではないでしょうか。
あんまりにも堅苦しい決まりごとにばかり捉われすぎてしまっては、まったく楽しめなくなってしまいます。
しかし、やっぱりどこかに季節感をプラスしたいもの。そこで、迷った時の選び方のコツをちょっとだけご紹介。
色で季節感を出す!
日本には四季折々の色があります。それを上手に着物の色にも取り入れていくのです。
基本的には暑くなってくる季節には白っぽい色味が涼しげで良いんじゃないでしょうか。白もクリーム色っぽい感じだと暖かいイメージになってしまうので、青みがかった印象のものが涼やかですよね。
そして寒くなっていく季節には濃い色味のものが素敵です。
着物には帯をはじめとして様々な小物が必要です。そんな小物と主役の着物との色の合わせ方の見本として、十二単の重色目(かさねのいろめ)を参考にしてみるのも良いでしょう。
モチーフで季節感を出す!
色以外にもモチーフで季節感を出すという方法もあります。例えば季節の植物のデザインの小物を取り入れるとか、そういう感じです。
基本的に季節は先取りがおしゃれ!なので、例えば桜が満開の時に桜モチーフを取り入れるんじゃなくて、桜の開花はいつ頃かな?と考え始める頃に桜モチーフを取り入れるのが「粋」な感じがします。
このモチーフで取り入れる季節感、分かりやすいだけにちょっとはずすと途端に野暮ったくなるので、必ず先取りするようにしてみましょう。
難しいと思いがちな着物のコーディネート。でも、オシャレ着くらいならちょっとした遊びもOKですし、冒険してみても楽しいものです。
最近はアンティーク着物のお店や骨董市なんかでも安く売っていたりしますので、浴衣の着付けができるようになったら次のステップに着物はいかがでしょうか。