東京・六本木にある「サントリー美術館」が開館60周年を記念し、記念展「刀剣 もののふの心」を開催します。
タイトルからしてそそられる♡
日本では、刀工の優れた工芸技術と武家の美意識を背景として、古代、中世以降、様々な名刀が生み出されてきました。近年、日本美術に対する関心が高まる中で、とくに刀剣は注目を集める分野と言えます。
本展では、京都や近畿を中心に、由緒正しい神社や崇敬を集めてきた寺院に奉納され、伝来した貴重な刀剣が一堂に集まり展示されます。
それぞれの刀剣には、所持した武将とその英雄譚、鍛え上げた刀工、守り伝えた人々などについて、様々な伝承が大切に受け継がれてきました。
サントリー美術館が所蔵する狩野元信筆「酒伝童子絵巻」においては、武勇で名高い源頼光が率いる渡辺綱などの四天王が活躍します。今回の展示では、これらの刀剣にまつわる伝説についても、絵画や史料も加えてその意義を深く掘り下げます。
さらに、臨場感あふれる主要な合戦絵巻や屛風によって戦に赴く武家のいでたちを観覧するとともに、調馬や武術の鍛錬など、日々の暮らしぶりなどにも着目し、武家風俗を描く絵画や史料が展示されます。
刀剣文化を通して、日本の奥深い美意識をあらためて感じ取ってみてはいかがでしょうか?
サントリー美術館 開館60周年記念展「刀剣 もののふの心」は、2021年9月15日(水)~10月31日(日)の機関で開催されます。