東京国立博物館でいよいよ特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」開催。見どころポイントは?【前編】

小山 桜子

Japaaan読者の皆さんこんにちは、ライターの小山桜子です。東京国立博物館平成館において、特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が2021年4月13日より開催します。

【要予約】新型コロナで延期されていた特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」のチケット発売日が遂に発表!

2020年7月14日(火)〜8月30日(日)の期間、東京国立博物館で開催を予定していた特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、開催を延期。[insert_post id…

そこで今回は、鳥獣戯画の見どころポイントをご紹介します!

鳥獣戯画は全長44メートル超え!

そもそも鳥獣戯画とは平安~鎌倉時代に描かれ、京都市右京区の高山寺に伝わってきた国宝の絵巻物。鳥獣戯画といえば兎・蛙・猿のたわむれる絵を思い浮かべる方が多いと思いますが、実はそのシーンは全体のほんの一部。

実は鳥獣戯画には甲巻・乙巻・丙巻・丁巻の4巻があり、兎・蛙・猿たちの有名な甲巻(こうかん)という最初の巻物に該当します。4巻すべての長さを合わせるとなんと44メートルを超える超大作!今回の展覧会は展示替えなしでそのすべてを見ることができる日本初の贅沢な展覧会なのです。

展示室に「動く歩道」を導入

しかも今回は展示室内に画期的な工夫がなされています。なんと甲巻の展示室において「動く歩道」を導入しているのです!つまり見る人は立ったまま歩くことなく自動で流れるように絵巻物語を見ることができるのです。ソーシャルディスタンスを取るという意味でも安心ですよね。

2ページ目 鳥獣戯画の特徴、甲巻の見どころ

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