現代でも人気があり、海外にも輸出されている日本の寿司ですが、いつから出現したのか、どんな歴史があったのかは知らない人も多いのではないのでしょうか?
この記事では、そんな寿司に関する歴史と豆知識を紹介したいと思います。
寿司の起源
寿司の起源は東南アジアの発酵食品「なれずし」がルーツだといわれています。
「なれずし」を簡単に説明すると、魚を塩と米で発行させた食品のことで、魚を長期保存するための方法として発案されました。
奈良時代では、朝廷への貢物としても献上されています。
江戸時代になると、米酢が一般化して、「なれずし」から発酵させる必要のない「寿司」へと進化しました。
また、明治30年以降は製氷業が盛んになったことで、生の刺身がネタとして扱われるようになったという歴史があります。
江戸時代グルメ雑学(1)「握り寿司」は江戸っ子が生んだファストフード
私たち日本人にとって、お寿司は国民食とも言える食べ物です。集まりやお祭りの時は豪華な握り寿司を奮発したり、手軽に済ませたいときにはコンビニやスーパーのお寿司コーナーで買ったり、ごちそうでもファストフー…
寿司に「わさび」の文化はいつから
寿司にわさびを添えるといった文化は、1824年に開店した寿司屋「華屋」の店主である華屋与兵衛が発案したと言われています。
順調に寿司文化が根付こうとしていた矢先、天保の改革で寿司は贅沢品とみなされ、江戸の寿司職人たちは次々に投獄されてしまったのです。
華屋与兵衛も同様に投獄されたことで、「寿司にわさびの文化」は一時的に廃れてしまいます。
しかし、明治時代になって「寿司にわさびの文化」が再開され、その美味しさが評判を呼び全国的に広まっていったようです。