「フレックスタイム制度」のようなものをはじめに実行したのは、400年以上前の戦国時代を生き、風林火山と旗に大書したことでも有名な「武田信玄(たけだしんげん)」だと言われています。
そこでこの記事では、武田軍の結束力を強めたと言われる人材登用方法や家臣たちへの対応などから、信玄が現代に生きていたら賛成しそうな制度について予想。
職場の士気が上がるかについても予測してみました。
インセンティブ制度
信玄は、身分や家柄にとらわれない人材登用をし、有能な人材を積極的に活用したと言われています。
武田軍の軍師として名を残す「山本勘助」も、もともとは、武者修行で全国を回っていたものの、小柄で目が悪く、手指や足が不自由だったことから40を過ぎても浪人でした。
有能な人間には、それなりのポストや報酬を用意したとされる信玄のこと、現代のインセンティブ制度を知ったらきっと賛成するのではないでしょうか?
能力のある者は、インセンティブ制度で正当な評価が受けられると喜ぶでしょうし、「能力のない者は去る」もしくは、新しい能力を開花しようと頑張りそうですね。
リモートワーク
信玄の居館「躑躅ケ崎館(つつじがさきやかた)」へは、家臣たちが決まった時間に仕えに来る仕組みになっていました。
けれど家臣たちに配慮した信玄は、「仕事に集中するためにも、私用を済ませたり都合に合わせて出てくるほうがいい」と考え、実行します。
これはまさに、現代の「フレックスタイム制度」のようなものと言えるでしょう。
仕える者に配慮した信玄のこと、リモートワークが可能な仕事で、本人が希望するのであれば快諾しそうです。
自分の環境やライフスタイルに合せて働き方を選べる職場なら、出産や育児、介護など人生のターニングポイントも乗り越えやすくなり、働く者の士気も上がりそうですね。