♪もういくつ寝ると~……♪なんて呑気に唄っていたら、令和元年もあと数時間……来る令和二年に、夢と希望をふくらませている方も多いと思います。
そんなワクワク感は今も昔も変わりませんが、昔の人たちはどのようにして新しい年を迎えていたのでしょうか。
そこで今回は、江戸っ子たちが楽しんだ「新年の迎え方」について紹介したいと思います。
「一年の計は元旦にあり」というように、物事は何でも最初が肝心。江戸っ子たちは新年に縁起を担ぎまくることで、めでたい一年になるよう願ったそうです。
一、大晦日の夜は寝ない!
どういう訳かは知りませんが、オールナイトで元旦(元日の朝)を迎えることにより、寿命が延びると考えられていました(庚申待ちの影響かも知れませんね)。
もしかしたら、勝負ごとの好きな江戸っ子たちが「どっちが長く起きていられるか」を競い合っていたのかも知れません。
まぁ、無理のない範囲で楽しんで欲しいと思います。
一、年が明けたら「若水」を汲む!
若水(わかみず)とは年が明けて最初に汲む水のことで、それを飲むと一年間病気をしないと言われています。
新年が明けてすぐに汲むほど効能が高いとされ、一家の主人がその役目を務めるのが通例だったそうです。
江戸っ子たちは井戸から水を汲んだでしょうが、井戸のない現代なら、別に水道水でも(※神様=自然が恵んで下さった水には違いないので)問題ありません。