5分で学ぼう「忠臣蔵」全11段をあらすじで分かりやすく解説【その3】

小山 桜子

元禄15年12月14日(1703年1月30日)は、「忠臣蔵」で知られる赤穂浪士の討ち入りが決行された日です。前回に引き続き、この季節に改めて学びたい、忠臣蔵全11段をあらすじで簡単に解説します。

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5分で学ぼう「忠臣蔵」全11段をあらすじで分かりやすく解説【その1】

元禄15年12月14日(1703年1月30日)は、「忠臣蔵」で知られる赤穂浪士の討ち入りが決行された日です。その日の深夜、赤穂浪士47人が、旧主・浅野長矩(浅野内匠頭)の仇である高家・吉良義央(吉良上…

5分で学ぼう「忠臣蔵」全11段をあらすじで分かりやすく解説【その2】

元禄15年12月14日(1703年1月30日)は、「忠臣蔵」で知られる赤穂浪士の討ち入りが決行された日です。前回に引き続き、この季節に改めて学びたい、忠臣蔵全11段をあらすじで簡単に解説します。…

五段目

主君の仇討ちを誓う連判状にサインした後、領地没収で散り散りになった家臣たち。刃傷事件の当日に塩冶判官に付き添っていたのに刃傷事件を止められなかった早野勘平は、その仲間に加えてもらえませんでした。

お軽と結婚して猟師となり、彼女の実家で暮らす勘平。猟の最中に義士の1人に出会い、仇討ちに加えてほしいと頼むも、仇討ちにかかる資金を集められたらと流されてしまいます。

2人が別れた後、斧定九郎という盗賊が来て、偶然居合わせたお軽の父親を惨殺。懐の50両を盗みます。その時、勘平がイノシシを撃つつもりで放った鉄砲玉が、なんとその定九郎に命中。

勘平は人を撃ってしまったと慌てますが、定九郎の懐から転げ出た50両を思いがけずゲットして、これを差し出せば仇討ちに加えてもらえると喜んで帰るのでした。

六段目

一方、勘平の妻となったお軽は、夫を仇討ちに加えてもらうにはお金が必要なことが分かっていたので、なんと夫のために京都の一文字屋に身売りをして遊女となり、100両という金を拵えました。猟から帰ってきた勘平は、その事実に驚愕します。たった今偶然ゲットした50両は、お軽を売って父親が一文字屋から受け取った50両だったのです。

お軽の家族は帰ってこない父親の血濡れた財布を勘平が持っているのを見て、勘平が父親を殺したと勘違い。疑われた勘平は身の潔白を証明するために切腹して果てるのでした。

その後、父親の遺体の傷から、勘平が殺したのではないと判明するもすでに遅し。勘平の名は仇討ちの連判状に加えられ、勘平は死んでようやく義士の1人になる事ができたという悲しい一幕です。

3ページ目 七段目

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