雨を吹き飛ばした晴天の開会式、ブルーインパルスの五輪は?「いだてん」第46話振り返りと最終回予習

しゃかりき

「いだてん」第46話「炎のランナー」が放送されました。

組織委員会を追い出される形で辞任し、意気消沈したまーちゃんでしたが、「裏組織委員会」が田畑家で開かれるようになると元気を取り戻します。また、聖火ランナーのことで組織委員会に突撃して以降は公然と出入りするようになり、精力的にオリンピックに関わっていくようになりました。

ところが1964年10月9日。開会式を明日に控えたその日、なんと雨が降り出したのです。夜になっても止むことなく降り続け、天気予報では10日も雨の予報。やっとここまできて開会式が雨で散々なことに……?

オリンピック開会式は晴天

最終回の予告でも流れていましたが、開会式当日は「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような、素晴らしい秋日和」(鈴木文彌アナウンサーの実況より)でした。

前日の東京は雨でした。記録によれば2日前の7日から雨が降ったり曇ったりを繰り返していました。このとき、台風が接近していて、その影響で雨が降っていたのです。よほどの悪天候でないかぎりは開会式が中止されることはありませんでしたが、関係者は翌日の天気を心配したでしょう。

ただ、「いだてん」では10日の天気予報は「雨」の予報でしたが、実際は「晴れ時々曇り」の予報でした。ドラマほど劇的な展開ではなかったかもしれません。

ちなみに、のちに「体育の日」として祝日になった10月10日(※現在は10日固定ではありませんが)は、統計上晴れが多い日なんだそう。昭和41年から平成30年までおよそ50年の間、東京で雨(1mm以上)が降ったのは9回だけだそうです。

2ページ目 開会式で成功したブルーインパルスの五輪、練習では一度も成功しなかった

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