次の改元まで見られない!取り壊される皇居東御苑「大嘗宮」が12月8日まで一般公開中!その1

小山 桜子

さる11月14日から15日にかけて行われた「大嘗祭(だいじょうさい)」。古くは「おほにへまつり」「おほなめまつり」とも読んだようですが、現代では「だいじょうさい」と音読みします。

これは、新しい天皇が即位して初めて行われる新嘗祭の事で、天照大御神をはじめとする神々にその年初めて実った稲穂や新穀をお供えし、儀式を通して天皇陛下御自身もその初穂などを召し上がり、五穀豊穣に感謝、そして祈念するお祭りです。その祭りを行う祭祀の場となったのが、今回12月8日まで一般公開されている大嘗宮です。

12月8日まで一般公開中

大嘗宮は東京都千代田区の皇居東御苑内に造営されており、現在一般公開されています。この大嘗宮、少しでも足を運べるチャンスのある方は、是非とも見に行くべきなのです。

それというのも、この大嘗宮は大嘗祭のたびごとに造営され、斎行された後は解体されてしまい、次の改元までお目にかかる事は出来ないのです。(ちなみに、過去に造営された大嘗宮は斎行後その度に奉焼されてきましたが、令和の大嘗祭から初めて資材が再利用される事ととなりました。 )

3ページ目 見に行く前に大嘗宮の構造を知ろう

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