昔からごはんのお供として日本人に親しまれている佃煮。かくいう筆者も白ごはんに佃煮さえあれば充分、いやむしろ白ごはんと佃煮だけでいい・・・!というほどの佃煮好きです。
今回はJapaaan読者の皆様には一度はご賞味いただきたい、江戸の味を現代に伝える素晴らしい老舗の佃煮屋さんをご紹介します。
季節の佃煮 柳ばし 小松屋さん
両国橋の西詰めを少し北にあがると、神田川にかかる柳橋という小さな橋があります。その柳橋のたもとに、その老舗佃煮屋さんは静かに佇んでいます。その名も「小松屋」さん。
江戸の昔から芸者衆が多く行き交う花街として賑わっていた柳橋周辺において、明治14年から船宿を営んでいたという小松屋さん。柳橋で舟遊びに興じるお客さんに、おみやげとして佃煮や鮒のすずめ焼きを提供したのが始まりなのだとか。
とても趣深い姿を現代に伝えている小松屋さんは、その佇まいを一見するだけでも非常に貴重な価値がありますが、その神髄はやはり自慢の佃煮にありました・・・!