「髪のケアには椿油がいい」と聞いたことはありませんか?私も子どもの頃、おばあちゃんによく聞かされたものです。今でもドラッグストアで普通に売られている椿油。でも油でしょ?べたべたしない?
いえいえ、そんなことないんです。調べてみると、そして使ってみるとこれがなかなか優秀!
そもそも髪が痛むのは、表面のキューティクルが剥げ内部の水分が放出、髪がパサ付いて枝毛や切れ毛になってしまうことが原因。
椿油を髪に馴染ませることで髪全体をコーティングすることになり、髪の毛内部の水分を閉じ込めることが出来ます。さらに表面に光沢が出るので、つやのあるサラサラとした髪にすることが可能になるんですね。
椿油はツバキ科ツバキ属のヤブツバキの種子から採取されるオイル。純油でもあり、またオレイン酸85%、リノール酸4%、ステアリン酸2.5%、パルミチン酸9%、その他でできており、酸化されにくいオレイン酸を比較的多く含むため、他の食用の油脂に比べて酸化されにくく固まりにくいのが特徴。
古くから髪の手入れに使われ、古くは700年ごろの文献にも出てくるそうです。なんでもつげの櫛が髪によいと言われたのも、油とのなじみがよかったからだとか。
とはいえ、最初はなかなかうまく使えないもの。よく洗ったあとの髪に洗面器のお湯に溶かした椿油をなじませるというやり方が紹介されていますが、そうすると最後にべたつきが残るような気がする人もいるかもしれません。(私もそうでした。)
色々やってみた結果、オススメは椿油を使った地肌マッサージ。髪を洗う前の乾いた状態で椿油をつけてよくマッサージ、その後でシャンプーすればべたつきもなく、頭もすっきり!乾燥しやすい方はアウトバストリートメントとしてドライヤー前にもみこむのもオススメ(でも量には注意!)
最近見直されているオイル美容。アロマオイルや海外のオーガニックオイルもいいけれど、日本古来から愛されてきた椿油で健康な髪を目指しませんか?
こちらのサイトでも椿油について色々知ることができますよ。