昨今はいまだかつてないペットブーム。日本人は昔から動物が大好きで、日本の歴史はペットの歴史でもありました。今回は江戸時代にどんなペットが流行ったのかをご紹介します。
日本のミニサイズ好みは昔から
明治初期に日本を旅行で訪れたオーストリア人、ヨセフ・コジェンスキーの手記によると、日本人は「自分の楽しみのために飼育するときは、できるだけ小さなめんどりで庭を一杯にする」。
また、めんどりと鴨が日本人の庭に飼われている最もポピュラーなペットだとも記しています。そして更に驚く記述を発見。それは、「日本人の楽しみは白いはつかねずみを飼うことである。日本人はこれが小鳥よりも好きである」という一文。
ハムスター・・・ではなく、ねずみ!?今ではかなりマイナーな気もしますが、ねずみペットブームは江戸時代から本当にありました。当時の絵本にもたびたび擬人化されて出てきたほど。
ただしねずみならなんでもいいのではなく、白くてきれいなはつかねずみ限定だったという事でしょう。