先の記事でも紹介しましたが、人々から親しみ愛されている神様といったら七福神。
初夢で七福神を見る方法?信心深い江戸っ子たちは元日から大晦日まで神頼みの日々
縁結びや商売繁盛など、神社で願掛けしたことがある方は、きっと多いはず。江戸の人々も、願かけのために、いろんな場所に足を運んでいました。縁結びで有名な今戸神社(台東区)や心願成就の富岡八幡宮(江…
七福神は福をもたらしてくれる神様として信仰されており、全国にたくさんの「七福神巡り」が存在しています。七福神として信仰されている神様は、恵比寿(えびす)、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、布袋(ほてい)、寿老人(じゅろうじん)、弁財天(べんざいてん)、そして福禄寿(ふくろくじゅ)。
今回は頭の長〜い福禄寿に関する浮世絵作品を紹介します。紹介するのは江戸時代の人気浮世絵師・歌川国芳(うたがわくによし)が描いた続きもの作品「福禄寿 あたまのたわむれ」です。
”あたまのたわむれ”…題名の時点ですでに福禄寿の長い頭をネタにする気満々の国芳さん。そうなんです、この作品は福禄寿をユーモアたっぷりに描いた戯画作品なんです。それがこちら。
国芳やめぇ!福禄寿の扱いわるすぎ(笑)
福禄寿が神様だってこと忘れてないか、これwww
でも福禄寿はどの作品も怒ってないですね。笑みを浮かべてるものすらあります。この作品から、七福神は江戸時代から人々に愛されていた神様であったことがわかりますね。
今回紹介した「福禄寿 あたまのたわむれ」、現代でもギャグ漫画として通用しそうなクオリティではないでしょうか。新聞の4コマ漫画で毎日見てみたい気もします。「それいけ!福禄寿くん!」みたいな感じで愛されキャラに成長しそうな予感。
ここまでインパクト強ければ、初夢に福禄寿が出てきてくれるかもしれませんね♪
国芳の戯画作品はこちらの狸シリーズもオススメです!
歌川国芳お下品すぎwww 国芳が描いた狸絵が尋常じゃないほどやらかしている件
江戸時代の絵師 歌川国芳。葛飾北斎や歌川広重と並ぶほど人気の高い絵師で、Japaaanではこれまでに何度も国芳の作品を紹介してきました。最初に断っておきますが今回紹介する作品は作風がNGな方はスルーし…