江戸時代の女性というと、職業もあまり選べず、社会で活躍できる人は少数でした。実際に活躍した女性たちは、とってもパワフル!といっても、順風満帆な人生でもなかったようです。
葛飾北斎の娘・葛飾応為(かつしかおうい)
あの葛飾北斎の娘の葛飾応為は、浮世絵師としての実力はかなりのものでした。脳卒中で倒れた父・北斎の作品制作を手伝っていたとか。
当時、応為は離縁して実家に戻っていたのです。どうして離縁したのかって?はっきりとした事情はわかりませんが、応為は家事が苦手で、料理もやらなかったそう。
さらに片付けも苦手で、酒とタバコが大好き。この性格というか生活スタイルが、結婚には向かなかったのかもしれませんね…。
でも、商家や武家の娘たちに絵を教えたり、父をいたわったりと、ぶっきらぼうだけど心優しい性格なのです。
生誕60周年!今こそ読みたい杉浦日向子のオススメ江戸マンガその1「百日紅」
杉浦日向子さん。「江戸」を少しでもかじったことのある方なら、誰しもが彼女の名をご存知でしょう。お江戸マンガを描かせたら右に出る者なしのマンガ家でありエッセイストであり、日本を代表する江戸風俗研…