「歴史は好きですか?」
そう尋ねてみると、人によってそのリアクションは両極端です。好きな方とはそのまま歴史の話題で盛り上がればいいのですが、嫌いな方はそれっぽい言葉を聞くだけで、もう敬遠されてしまうことが多いです。
それで、なぜ嫌いかと言うと「面白くない(なかった)から」という理由がほとんどでした。
「歴史の授業って、ただひたすら年号(西暦)と単語の暗記でしょ?」
確かに筆者も、そういう授業を受けていた記憶があります。あれじゃあ面白いわけがないし、誤解を恐れずに言うなら「歴史を学ぶ意味」が失われてしまいます。
「いや……そもそも歴史の知識なんて、社会人になってから役に立ったためしがないし、単なる教養以上の意味なんてないでしょ?」
いえいえ、決してそれだけのものではありません。それでは、なぜ歴史を学ぶのか?
今回は、その意味について紹介します。