銘仙ステキ♪大正・昭和の女性を華やかに彩った着物を紹介する展覧会「華やぐ着物」開催

Japaaan編集部

東京・代々木にある「文化学園服飾博物館」は、日本では数少ない服飾専門の博物館で、ファッションを通して日本・世界の文化を知ることができるとても貴重な企画展を定期的に開催しています。

同博物館で2018年12月20日から、大正〜昭和時代の着物にスポットを当てた展覧会「華やぐ着物 -大正、昭和の文様表現-」が開催されます。

大正時代~昭和初期にかけては、資本主義の発達に伴い社会構造が大きく変化するとともに、西洋文化の流入や新技術の導入により、人々の生活は豊かで近代的なものへと様変わりしました。

大正時代以降は化学染料の普及と染色技術の向上がファッション文化にも大きな影響を与えます。着物においても、それまで以上に華やかな着物を大量に生産できるようになりました。

展覧会「華やぐ着物」では、大正時代から昭和初期の女性たちを華やかに彩った着物の数々が展示紹介されます。

この頃の着物の文様は、日本の伝統的なモチーフを洋画風に表現したり、洋花を大胆かつ鮮やかに表したりと、モダンな雰囲気を感じさせます。

大正時代末期から昭和時代初期にかけて絶大な人気を誇った銘仙も、大胆な文様と斬新な色遣いで人々を魅了しました。銘仙は現在でもアンティーク着物として人気で、そのデザインは時代を超えて評価され続けています。

展示される着物は婚礼用着物や銘仙着物・羽織、帯、襦袢などさまざま。この時代の着物が一同に揃いじっくりと観覧できる機会はとても貴重だと思いますので、普段から着物に親しんでいる人やファッションに興味のある方は是非チェックしてみてください。

「華やぐ着物 -大正、昭和の文様表現-」は2018年12月20日(木)~2月16日(土)の期間、文化学園服飾博物館で開催されます。

 

文化学園服飾博物館

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