鎌倉時代の刀工・来国俊(らいくにとし) が制作した大太刀「蛍丸(ほたるまる)」。阿蘇氏の十代目当主「阿蘇惟澄(あそこれずみ)」が所持していたとされ、国宝にも指定されていた名刀ですが、戦時中に行方不明に。
2015年、この蛍丸を、現存する資料を基に推察して復元するプロジェクトがクラウドファンディングで立ち上がり、無事にプロジェクトが成立し蛍丸(写し)が復活しました。
復元は、岐阜県関市の刀匠「房幸」と大分県竹田市の刀匠「房興」(ともに二十五代藤原兼房門下)の合作。
その後、復活した蛍丸の真打は阿蘇神社に奉納されました。そしてこのほど、復元された蛍丸が特別展示されることになりました。
展示は大分県竹田市で行われるイベント「竹田で出会う 美しい日本」の企画のひとつとして行われるもので、豊後の名刀の数々も同時に展示されることになっています。
展示は2018年10月7日(日)~10月14日(日)の期間「竹田市総合文化ホール グランツたけた」で行われます。
蛍丸は伝説の残る名刀なだけに、日本刀ファンにとってはなかなか魅力的な機会かと思います。刀剣乱舞のキャラクターにもなっているのでゲームファンからも注目が集まりそうですね。