大正7年(1918年)7月1日に童話や童謡を創作するための文芸雑誌「赤い鳥」が発刊されて今年で100周年。この童謡100周年の記念にさまざまな企画が行われています。先日Japaaanで紹介した「金子みすゞをうたにする。」もそのひとつ。
ステキな企画!詩人・金子みすゞの作品を歌にするプロジェクト始動。第一弾はSalyu「星とたんぽぽ」
大正時代〜昭和時代にかけて活躍した詩人・金子みすゞ。代表作「私と小鳥と鈴と」のことば”みんなちがって、みんないい。”は記憶に残っている人も少なくないのではないでしょうか?そんな金子みすゞの詩を…
そして、1918年7月1日からちょうど100周年を数えた2018年7月1日、日本コロムビアから童謡誕生100年を記念して、なんと240曲入りの童謡CD-BOX「童謡百年の歩み 〜メディアの変容と子ども文化〜」が発売されました。
大正から現代まで、日本のメディアが大きく変化していたことに着目しながらチョイスされた、8枚組で240曲入という実にボリューミーなCD-BOX。歴史的にも貴重な音源も収録されています。
タイトルリストを見てみると、「かたつむり」や「兎と亀」、「春の小川」など、日本人なら誰しも一度は口ずさんだことのある童謡から、「鉄腕アトム」「およげ!たいやきくん」「おどるポンポコリン」などのテレビ番組で使われていた楽曲も収録されています。ちびまる子ちゃんの「おどるポンポコリン」が童謡とし扱われるのは、世代によっては感慨深いものがあるかもしれません。
DISC8枚の構成は以下のようになっています。
- DISC-1〜3:雑誌メディアから生まれた童謡
- DISC-4〜6:視聴覚メディアから生まれた童謡
- DISC-7・8:メディアによって時空を超えた童謡
小さなお子さんのいる家庭は、子供と一緒に聴きながら自身の子供時代を振り返ってみるのもいいでしょう。童謡はいつ聴いても普遍的に心に響く楽曲が多いので、次の世代につないでいく作品集として購入してみても良いかもしれませんね。