これまでに日本の伝統的な織物「伊勢木綿」を使ったTシャツや、洋服に合わせても楽しめる会津木綿を使用した単羽織や丹後ちりめんの袷羽織などを発表してきたブランド「SANGOU」から、伝統的な織物を使用したまたまたユニークな商品が発表されました。
現在クラウドファンディングサービスCAMPFIREでプロジェクトにチャレンジ中なのが、10年着られる育てる「着物Yシャツ」です。
”着物”の名がつく理由は?それは、今回のSANGOUの新作も着物の生地として人気の高い伊勢木綿、会津木綿が使用されているんです。
伊勢木綿のYシャツの生地を製造しているのは臼井織布株式会社。伊勢木綿は現在この会社だけが製造するのみとなった貴重な織物で、カジュアル着物を楽しんでいる人たちには人気の織物です。綿とは思えないほど暖かく、しわになりにくいのが特長。
そして東北の織物「会津もめん」を使ったシャツは書生シャツとして登場。SANGOUの書生シャツは、会津もめんの織元二件のうち「株式会社はらっぱ」が製造しています。会津もめんは木綿平織の堅牢な織物で、古くから野良着などとして広く着用されており、とっても丈夫なんです。
着物はカラダ全体を覆うので、それなりに丈夫ではないと普段の暮らしの動きに耐えることはできません。伊勢木綿、会津木綿はともに普段使いの着物の生地として人気が高いので、”長く使える”といった点では折り紙付き。
そんな伝統的な織物をYシャツ、書生シャツに使用するわけですから、何年も着続けて、愛情をたっぷり注ぎながら育てて行きたいアイテムですね。