2年ほど前にJapaaanでも紹介したことのある、室町時代の超脱力系アートの名作「苅萱(かるかや)」と「築島物語絵巻(つきしまものがたりえまき)」
かなりツボったwww 室町時代に描かれた絵入本「苅萱(かるかや)」の素朴すぎる世界観よ
昨日紹介した室町時代に刊行された絵巻「築島物語絵巻」。人の心をぐっと掴む味わい深いタッチは何度見てもなごみます。[insert_post id=36433]今回紹介するのは2013年に…
何だよこの愛らしさ!室町時代の脱力系絵巻「築島物語絵巻」のユルかわさがかなりハイクラス
室町時代に作られた2巻10図からなる絵巻「築島物語絵巻」の素朴さがたまりません!Japaaanでは江戸時代に描かれた日本画を紹介することが多いのですが、今回は室町時代に描かれたとっても愛らしい…
この2作が、7月3日(火)から開催される展覧会「書物工芸 -柳宗悦の蒐集と創造」で展示されます!
日本民藝館 で7月3日(火)から開催される本展は、民藝運動を起こした思想家で日本民藝館の初代館長でもある、柳宗悦が蒐集した古典籍が展示される特別展で、展示品にはあの「苅萱」と「築島物語絵巻」も含まれているんです。
「苅萱」は、苅萱道心と名乗り修行を続ける父と、母とともに父親探しの旅に出る息子 石童丸の逸話「苅萱伝説」を描いた絵入本で、室町時代に刊行されたもの。この本の中に描かれている画の素朴感がたまらないのです。
どうですか!この愛らしい素朴感!もう遠近感や物理法則なんてド返し。この素朴感は描こうと思ってもなかなか出てきませんよね。
そして「築島物語絵巻」は室町時代に描かれた絵巻物で、平清盛の経ヶ島築島の同名の逸話を描いています。
こちらの素朴感も負けてない!ここまでくるともう違う世界のものがたりのような、摩訶不思議な作品です。
これらの素朴絵を「端々しい美しさ」と評したのが柳宗悦。そんな柳が収集した書物が展示される展覧会「書物工芸」にはかなり期待。その他にも面白そうな書物がラインナップされているので、ぜひ展示品リストなどチェックしてみてください!
書物工芸 -柳宗悦の蒐集と創造
- 会期:2018年7月3日(火)~9月2日(日)
- 休館日: 月曜(祝日の場合は開館し、翌日休館)
- 入館料: 一般 1,100円 大高生 600円 中小生 200円
- 開館時間:10:00-17:00※ただし金曜日は19時まで開館 (入館は閉館30分前まで)