これはスゴそうだ!2夜限定、高精細データで「洛中洛外図屏風 舟木本」をVR体感できるイベント開催

増田 吉孝

戦国時代あたりから描かれていた、京都の洛中・洛外の景観を表現した屏風絵「洛中洛外図屏風(らくちゅうらくがいずびょうぶ)」。戦国時代の屏風絵といえばこの洛中洛外図屏風を思い浮かべる人も少なくないでしょう。

重要文化財になっている作品も多い洛中洛外図屏風ですが、2018年5月25日(金)と26日(土)の2夜限定で、国宝「洛中洛外図屛風 舟木本」をVRで鑑賞することができるイベントが開催されます!

VR(仮想現実)技術を使用した作品は近年一気に増えてきましたが、日本美術とVRという組み合わせとなればJapaaan的に紹介せずにはいられません。

2夜限定で上演されるVR作品「洛中洛外図屛風 舟木本」は、江戸時代初期の京都に住む人々の様子がいきいきと描いた岩佐又兵衛による洛中洛外図屛風 舟木本を、22億1000万画素という高精細デジタルデータを用いて、わずか数センチの人物をスクリーンいっぱいに超拡大するなどVRならではの方法で鑑賞できる作品。

数センチの人物が300インチのスクリーンいっぱいに超拡大される…桁違いで想像がつきませんが、とりあえずデジタルならではのド迫力であることは間違いないようです。

5月27日(日)まで東京国立博物館で開催されている特別展「名作誕生-つながる日本美術」には洛中洛外図屛風 舟木本が実際に展示されているので、VR作品と実物とで鑑賞できるというのもかなり貴重な機会かと思います。

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VR作品なので実際にどのように体感できるのかを伝えるのは難しいですが、Youtubeには告知映像が公開されています。

今後はVR技術を介して日本美術を鑑賞する手法はどんどん増えてくるかと思いますので、最新の鑑賞手法をいち早く体感したい人はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

VR作品「洛中洛外図屛風 舟木本」は、東京国立博物館東洋館 地下1 階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアターで開催されます。鑑賞には博物館入館料も必要となります。

VR作品「洛中洛外図屛風 舟木本」

*開演時間までにチケットをお買い求めください(当日券のみ)。
*チケット販売場所は、東洋館地下1階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター前チケットカウンターのみとなります。
*総合文化展当日券とのセット券販売はございません。
*鑑賞には別途、博物館入館料(一般 620円、大学生 410円)が必要です。

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