群馬県が2012年から実施していた古墳総合調査をまとめた「群馬県古墳総覧」。「群馬県古墳総覧」は2017年に刊行され、これまで群馬県内の学校や図書館に配布されていましたが、5月より有償での販売がスタートしました。
群馬県によると、これまで有償販売はおこなっていませんでしたが、一般の人たちから有償販売の要望が多く寄せられていたため、その要望に答えるかたちで今回販売をおこなうことに。
「群馬県古墳総覧」には写真で群馬県内の古墳調査の歴史を紹介しているほか、群馬県内の1万3,000基あまりの全古墳の位置、名称、規模、形状等のデータを網羅されており、発掘調査された主要な古墳については、調査時の写真等も掲載しています。古墳をはじめとする考古学に興味のある人たちにとっては魅力に溢れた資料であることは確かでしょう。
内容はA4版で452ページ。2分冊箱入でCDが付属します。有償での発行部数は1,500部。2,948円(税込)で全国の書店及び群馬県立歴史博物館、群馬県庁県民センター、各行政県税事務所等で5月1日から販売されています。
また同日から、古墳や遺跡、関連する博物館等について、わかりやすく解説した「ぐんま古墳探訪」という冊子も発売。
「ぐんま古墳探訪」には今回の増刷にあたり、群馬県内全域の主要古墳の地図と、民俗文化財に指定されている県内の祭りや年中行事を紹介するマップを新たに作成し、添付されています。こちらはB5版、112ページのフルカラー。価格は918円(税込)で、「群馬県古墳総覧」と同じ場所で販売されています。