昭和時代に少女たちの憧れを誘ったKawaiiがいっぱい「松本かつぢ かわいい!づくし」開催中

増田 吉孝

昭和時代に活躍した少女漫画や童画の作家 松本かつぢ。ユーモア溢れる可愛いらしい少女漫画の中の女の子の姿は、中原淳一の作品とともに昭和時代の”かわいい”の象徴ともいえるでしょう。

現在、松本かつぢの特別企画展「松本かつぢ かわいい!づくし」が開催されています。

少女雑誌文化が花開いた昭和の初めに少女たちの憧れを誘い、中原淳一と人気を二分した松本かつぢ。昭和13年に連載がスタートした「くるくるクルミちゃん」は少女漫画の先駆け的作品とも言えます。

本展が開催される栃木市は、作家 吉屋信子のゆかりの地であり、松本かつぢは当時、吉屋信子の作品にも数多くの表紙絵や挿絵を描いていたそうです。

松本かつぢが手がけた作品の数々にみられる”かわいい”は、現在の日本の”かわいい文化”にはなくてはならないものだったとも言えるかもしれません。「かわいい!」があふれる本展で、松本かつぢの魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。

特別企画展「松本かつぢ かわいい!づくし」は、4月17日(火)~7月16日(月・祝)の期間、 とちぎ蔵の街美術館で開催中です。展覧会開催中には様々な関連イベントも用意されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

特別企画展「松本かつぢ かわいい!づくし」

 

特別企画展「松本かつぢ かわいい!づくし」

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