江戸時代の絵師・葛飾北斎の浮世絵をラベルデザインに起用したウィスキーが登場しました。
1月10日(水)から発売されたのは、北斎が全8図の揃いものとして描いた「諸国滝廻り」のうちの、「木曽路ノ奥 阿彌陀ヶ瀧」があしらわれたシングルモルトウイスキー。
ウィスキーは、ウィスキー評論家である山岡秀雄氏がこの絵に合わせて選んだ「スペイサイド・リージョン・モルト 1973」。シェリーカスク熟成で有名なスペイサイドにある蒸留所のモルトで、43年間熟成させられた逸品で、ナッツと果実の芳醇な香りが特徴です。
ラベルデザインになっている「諸国滝廻り 木曽路ノ奥 阿彌陀ヶ瀧」は、北斎による天保4年(1833年)の作品で、日本の滝百選にも選ばれている岐阜県郡上市にある阿弥陀ヶ滝(あみだがたき)を描いています。
日本酒のラベルには浮世絵作品が採用されることもありますが、ウィスキーに浮世絵作品とはなかなか珍しいですね。浮世絵には複数の作品をセットにして描いた「揃いもの」が色々ありますから、それぞれの作品からインスピレーションを受けて選ばれたお酒をシリーズもので発売しても面白いかも。
葛飾北斎「諸国滝廻り 木曽路ノ奥 阿彌陀ヶ瀧」をラベルに起用したウィスキー「スペイサイド・リージョン・モルト 1973」は限定257本で、オンラインから購入可能となっています。価格は48,600円(税込)。