年の瀬の風物詩、漢字検定協会が行う「今年の漢字」がやってまいりました。今年も12月12日の「漢字の日」に、一般公募で選ばれた今年を表す一文字の漢字が京都の清水寺で、森清範貫主が大きな和紙に揮毫して発表されました。
2017年「今年の漢字」第1位となったのは「北」。応募総数153,594票から、7,104票(4.63%)を獲得しての1位でした。
選ばれた理由は、北朝鮮のミサイル発射などの動き、九州北部豪雨、北海道産じゃがいも不作、清宮幸太郎選手の北海道日本ハムファイターズ入団、競馬キタサンブラックなど。うんうん、確かに、なるほど、なトピックが並んでいます。
揮毫された漢字は、今年一年の出来事を振り返り来年の幸せを願って清水寺に奉納されます。12月13日から12月31日までは清水寺で一般公開とのこと。
2017年「今年の漢字」2位~10位にランクインした漢字は以下の通りです。
2位:「政」
3位:「不」
4位:「核」
5位:「新」
6位:「選」
7位:「乱」
8位:「変」
9位:「倫」
10位:「暴」
今年もいろんなことがありましたね。
ちなみに、過去5年の「今年の漢字」は以下の通り。漢字1文字だけで、その年に起こった出来事をけっこう思い浮かべられるものです。
2016年:金
2015年:安
2014年:税
2013年:輪
2012年:金
漢字検定協会のホームページでは、1995年にスタートしてからこれまでの「今年の漢字」一覧や、それぞれの詳しい選出理由も公開されています。また、京都の「漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)」では、2017年10月11日(水)より、過去の「今年の漢字」の現物がすべて展示されています。