お正月の風物詩!箱根駅伝のはじまりとその歴史。出場するにはどうしたらいいの?

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箱根駅伝のはじまりは?

お正月と言えば、おせちに鏡餅に初詣、そして「箱根駅伝」です。読者の皆さんの中にも、毎年1月2日と3日は家族で箱根駅伝を観戦する!という方は多いのではないでしょうか?

箱根駅伝の正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」東京・大手町から箱根の芦ノ湖まで、往路107.5km、復路109.6km、合計217.1kmを、各校10名の選手がそれぞれの母校の襷を繋いで走ります。

この駅伝のはじまりは、1920年に遡ります。1912年のストックホルムオリンピックで日本人として五輪代表第一号となった金栗四三「オリンピックで日本を強くするには、長距離・マラソンの選手を強化することが必要」と発案し、アメリカ大陸横断の代表選考会という形で、第1回大会が開催されたのでした。

金栗四三は、現在も箱根駅伝のVIP選手に贈られる「金栗四三杯」にその名を残しています。

TV中継によって、人気は全国規模に!

第二次世界大戦による中断があったものの、箱根駅伝は関東で人気のイベントとなり、1987年には日本テレビによって全国放送が始まりました。これにより、箱根駅伝の人気は全国に広がり、箱根駅伝出場を目指す中高生ランナーも増え、更には箱根駅伝出場者からオリンピックや世界陸上などの日本代表に選ばれる選手も続々と現れるようになっていきました。

この大会は、関東学生陸上競技連盟主催のもので、いわゆる駅伝の「全国大会」ではなく「地方大会」という位置付けです。しかし現在では、全国大会である「出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)」「秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会(全日本大学駅伝)」と同等か、それ以上に知名度が高く、また各大学の選手たちにも最重要視される大会となっています。

「箱根駅伝に出たいがために、全国の有望な高校生長距離選手たちがこぞって関東の大学へ進学する」

現在の男子学生長距離界には、そんな定番コースができ上がっています。

3ページ目 箱根駅伝に出るには、どうすればいいの!?その「狭き門」

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