昭和の残り香か、あるいは先取りか。日立のLED和風ペンダントライト

独虚坊

和風のペンダントライト、使ってますか。

といっても、ここで言ってる「和風のペンダントライト」とは、今風のおしゃれなデザインが施された、じんわりと灯りが滲んでるようなものとかじゃ、ありません。書いてる私自身も正確に何と呼ぶのか知らないくらい、何ともリアルな「昭和」の香りがする、あの四角い照明器具のことです。

LED電球を自宅へ導入するに伴い、ついでのように照明器具も更新したという方は、多いでしょう。その際、勢いあまって、あの「四角いやつ」を家から完全撤去してしまった方も、少なからずいらっしゃるのかも知れません。

照明があの形である必要は、何もない。そんでもって、あんまりおしゃれでもない。

じゃあ、替えようか、と。

あの四角い奴を見かける機会は、確実に減ってます。特に誰も困らないのかも知れませんが、確実に減ってます。

そんな状況の中、日立アプライアンスは、和風ペンダントライトを推してきました。

いや、推してるのかどうかは知りませんが、とにかく新製品をしっかり投入してきました。新たに開発したLED光源ユニットを採用し、カバー全体に光が届くよう設計も工夫、蝋燭の灯をシミュレートしたような渋め路線の和ものなど蹴散らかすかように、超昭和なルックスのライトを製品化してるのです。

特に意気込みがあってやってることでは、ないんでしょう。洋風ライトもしっかりラインナップされてるところから見て、おそらくは、ただ単に普通に需要があるから作ってるだけだと思われます。

しかし、時代は確実に推移し、そして同時に繰り返すものです。近い将来、あの「四角いやつ」は一層希少化し、しばらくすると今度はその流れが裏返り、
リアルな昭和アイテムとして人気を呼ぶことは間違いないでしょう。

それなら、今からもう先取りしておくのも、いいかも知れません。

昭和の、先取り。字にすると、かなり意味不明ですが。それに、先取りが過ぎて、友達を家へ呼んだ時に「何、この生活感っ」とか言われるかも知れませんが。

住宅用LED照明器具「LEDペンダントライト」9機種を発売 和風タイプ6機種、洋風タイプ3機種をラインアップ – 日立アプライアンス株式会社

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了