女性の天皇は「形ばかり」だったの?
今上天皇の「生前退位」、「女性天皇」「女性宮家」などの単語がメディアに登場する今日この頃。過去、日本には女性天皇がいたことをご存じの方も多いでしょう。
これまで日本には、10代8人の女性天皇が存在しました。しかし、これまでの定説では、彼女達はあくまで男性の皇位継承者が不在の場合の『中継ぎ』に過ぎず、天皇としての実権は持たなかった、とされていました。
例えば、東アジア初の女帝として知られる推古天皇は「形ばかりの天皇」で、政治は摂政の聖徳太子と、おじにあたる蘇我馬子が握っていたと言われてきました。
これ、本当にそうだったのでしょうか?