キレイになりたい…江戸時代の女性のスキンケアやメイクはどんなものだった?

阿部裕子

江戸時代は、「色白で肌のきめが細かく、髪の艶があり、長い髪。口は小さく紅をさしたように赤い」女性が美人といわれていたそうな。文化年間に出版された[都風俗化粧伝」は、女性のバイブル。メイクのハウツーだけでなく、美しくみえる仕草などありとあらゆる美が凝縮されていました。

キレイになりたいという想いで、女性たちはスキンケアやメイクを頑張っていたのです。

江戸時代、スキンケアは何をやっていたの?

まず、スキンケアは、どんなことをしていたのでしょう。洗顔は、で肌を磨いていました。糠は、肌をきめ細かくし艶やかにすると言われていたのです。洗顔後は、化粧水です。当時、野バラなどから露を抽出した「花の露」と白粉がはげにくい「江戸の水」が人気だったとか。夜は、パックも行っていたそうで、米のとぎ汁を使ったものを寝る前に顔に塗て、翌朝洗い流すと、色白肌の出来上がり。

髪の艶をだすために、シャンプーも大事。といっても、今のように頻繁でなく1ヶ月に2、3回の割合で、ふのりという海藻に小麦粉を混ぜたものを使ってシャンプーしていました。

次ページ: 江戸時代のメイクはどんなものだったの?

次のページ

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了