京都に舞妓はん、浅草に振袖さん
日本の各地域には、「芸者遊び」のできる「花街」と呼ばれる区域があります。最も有名なのは、「舞妓はん」で知られる京都の「五花街(祇園甲部・先斗町・上七軒・祇園東・宮川町)」ですね。他にも「東京六花街(新橋・赤坂・神楽坂・芳町・向島・浅草)」、大阪四花街(北新地・南地・堀江・新町)など、花街は全国各地にあります。
「京都に舞妓はん、浅草に振袖さん」をキャッチフレーズに浅草で誕生したのが「振袖さん」です。
芸者と言えば、日本髪に白塗りのお化粧、そして華やかな着物姿が定番ですが、「振袖さん」も芸者らしい姿でお座敷やホテルでのパーティーなどに華を添えています。時には、おそば屋さんやうなぎ屋さんや、各種イベントや撮影会などにも派遣されるというから驚きです。
彼女達はお座敷でお酌などの飲み物のサービスを行い、華やかな「舞」を披露します。京都の花街の場合は、舞を舞う芸舞妓さんと、三味線や太鼓などの楽器を担当する芸妓さんがセットで派遣されることが多いのですが、振袖さんの場合はラジカセを持参し、音楽を流して舞を見せてくれます。