立見もあったほど!リッチ商人から庶民まで、江戸っ子に人気の娯楽だった「歌舞伎」の世界

阿部裕子

歌舞伎は、江戸時代の娯楽の一つ。歌舞伎を見ようと訪れるのは、リッチな商人から庶民まで実にさまざまでした。

席も色々、お客さんも色々

一見、歌舞伎というとお値段が高そうなイメージですが、いろんなタイプの席があり、鶉枡(うずらます)と言われる一階平土間の大衆席から、その10倍の値はする貸切個室の席まで、ピンからキリまでありました。

裕福な商人などの座るよい席は、10万円以上するものも!芝居茶屋でよそゆきの服に着替えてから歌舞伎鑑賞を楽しんでいたようです。また芝居茶屋に憧れの役者を呼ぶこともできたので、お目当ての役者さんと会うこともできました。

それに比べて、江戸っ子たちが利用する大衆席はひと枡に7人くらい収容が一般的で、混雑時にはもっと詰め込まれることもありました。ちなみに、この席で数千円です。

それでも高い!もっと通いたい!という庶民にとっての、人気の席といえば、立見席。2階の奥にある立見席は、チケット代は数百円くらいだったので、これなら毎日でも通えますね。

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