今年も百段階段にお雛さまが大集結「百段雛まつり ~みちのく雛紀行~」
東京都の指定有形文化財、目黒雅叙園の百段階段にて開催される豪華な雛まつりも今年で第7回目。今回は岩手・宮城・福島から、歴史ある東北の雛文化が一同に会します。
東北の旧家や商家には、江戸や京都から伝わった雛人形が多く残されており、日本有数の雛人形が現代に伝えられています。本展では、武家に伝わる珠玉のお雛さま、宿場町で受け継がれてきた贅を尽くしたお雛さまから、素朴な郷土玩具まで、およそ500点の人形と170本のつるし飾り、あわせて670点もの作品があつまり、百段階段に春の訪れを告げます。
伊達政宗の懐刀、片倉家のお雛様は、蔵から22年ぶりに出されて一般初公開。会津若松の醸造元のの蔵に伝わるお雛さまや、平泉藤原氏にゆかりの地、奥州水沢のくくり雛。いずれも重厚な文化を家に秘めた、歴史ある貴重なお雛さまたちばかりです。
百段階段のひなまつりは、過去6回の開催では延べ34万人のお客さんが来場。都内最大のひな人形展です。毎年会期の後半は混雑するとのこと。ゆっくりとお雛さまを楽しむなら会期前半の鑑賞がおすすめです。
『百段雛まつり』~みちのく雛紀行~ 2016
会期:2016年1月22日(金)〜3月6日(日)
時間:10:00〜18:00(最終入館17:30)
会場:目黒雅叙園 「百段階段」
入場料:一般¥1,500(前売り¥1,200)学生¥800 小学生以下無料