日本では2001年以来実に14年ぶりとなる村上隆氏の個展「五百羅漢図展」が2015年10月31日(土)〜2016年3月6日(日)まで開催されます。
14年ぶりの個展は新作の数々で構成される展覧会になるそうですが、Japaaanが注目なのはなんといっても、本展のタイトルにもなっている日本で初の里帰り展示となる村上隆氏の「五百羅漢図」です。
宗教と芸術、人間の死や限界がテーマとなっているそう。
五百羅漢図を描いた狩野一信や長沢芦雪に触発された村上隆氏は、延べ200人超のスタッフと共にこの「五百羅漢図」を制作されたそう。中国の古代思想で東西南北を司る四神(青竜[せいりゅう]、白虎[びゃっこ]、朱雀[すざく]、玄武[げんぶ])の名を冠した4面で構成され、全長はなんと100メートルで世界の絵画史上最大級の作品となります。
日本では初公開となる本作品ですが東日本大震災後にいち早く支援の手を差し延べてくれたカタールへの感謝を込めて、震災の翌年2012年にドーハで初めて発表されました。
この展覧会には「カプセルフィギュアセット前売り券」というものがあり、五百羅漢図に描かれたキャラクターを海洋堂によってフィギュア化したカプセルトイが付いてくるそうです。1000枚限定とのこと。展覧会開催中は特設ショップでも500円でフィギュアが購入可能となっています。
14年ぶりとなる村上隆氏 個展「村上隆の五百羅漢図展」は2015年10月31日(土)〜2016年3月6日(日)まで六本木 森美術館で開催されます。
長沢芦雪「方寸五百羅漢図」出典: 弐代目・青い日記帳