なんと総勢97名!江戸時代の大相撲力士を紹介した浮世絵「大日本大相撲勇力関取鏡」が見応えアリ

増田 吉孝

江戸時代の初期から幕末にかけて活躍していた大相撲の力士を紹介した「大日本大相撲勇力関取鏡」という浮世絵を紹介します。

この「大日本大相撲勇力関取鏡(だいにほんおおずもうゆうりきせきとりかがみ)」は幕末〜明治の浮世絵師 2代目 歌川国輝によるもの。二代目 国輝は三代目 歌川豊国の門人で、役者絵や明治期の文明開化の様子を描いた開化絵を得意としていたようです。

ひしめき具合がハンパなし!この浮世絵は6枚続きからなる作品。

複数枚に切り出してみました。

作品の中には活躍した力士の姿とともに名前が掲載されています。私は雷電しかわかりませんでした…。そして力士の身長も記載されているのですが、6尺3寸(190cm)や6尺2寸(187cm)級の力士がわんさかいます。当時そんなに高身長の日本人ていたのですかね?少し盛ってる?

力士の似顔絵がどれほど似ているのか今では知る由もありませんが、これだけ大勢の力士絵が一堂に会すと見応え十分で時間を忘れて見入ってしまいます。

大きな画像はこちらのページからどうぞ。(画像は江戸・東京デジタルミュージアムより)

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