都市部の住所は「○丁目△番□号」といった表記になっていることが多いです。これは正確には住所ではなく「住居表示」といいます。
この住居表示には一見決まりが無いように見えますが、実は法則があるのです。これを知っておけば住宅街で道に迷ってしまった時に役立つかも?
号は右回り
「○丁目□番」までは特別な法則は実は無いそうです。
絶対にどの「丁目」にも「1番」があるわけではないので、そこまでは割りとランダムなようです。
しかも「□番」は、数字に限らず「A番」などアルファベットでの表記になっている地域もあるそうですよ。これにはビックリ!
しかし、逆に明確な法則があるのが「号」です。こればっかりは右回りという法則があります。
基本番号というのがそれぞれの番地の中に右回りにふられていて、各住居は玄関の面したところの基本番号を自分の家の「号」として使用します。
これを知っていれば、道に迷っても電柱に書いてある「○丁目□番」という表記をみながら、比較的目的地を探しやすいのではないでしょうか。
地方の住所はどうするの?
地方を中心に、住居表示を適用していない場所は結構多いものです。
そういった場所の住所は地番を使って表記されます。
地番は不動産登記の時に使用される番号ですので、その土地の番号と言えます。
住居表示は簡単に言ってしまえば、郵便屋さんのための表示です。だから法則性を持たせてある程度分かりやすくしています。
地番はそうではなくて土地そのものの名前のようなものですので、1番の隣の土地だから2番があるかといえば必ずしもそうではありません。
そのため、住居表示を採用していない土地で道に迷った場合には、右回りの法則は残念ながら使えません。
しかし、都市部にあるような迷いやすい住宅地の場合には、大抵住居表示で住所が決まっていますので、やはり知っておくと便利ですよ。