日本画家・上村松園と息子、孫…それぞれの恩師を作品とともに紹介する特別展「上村三代の恩師たち展」開催

Japaaan編集部

日本画家・上村松園・松篁・淳之三代にわたる作品、草稿、写生等、美術資料の収集と
保管、展示を通じ三代の画業を紹介している、奈良県の「松伯美術館」にて、「特別展 上村三代の恩師たち展」が開催されます。

女性で初めて文化勲章を受章した上村松園から息子・松篁、昨年11月に逝去した孫・淳之まで、三代にわたって文化勲章を受章した上村三代。それぞれが尊敬する恩師の忘れられない、ことばや思い出をもっています。

本展では、上村三代の人生にとって重要な恩師たちを、他館の作品とともに紹介。今回、松園の恩師、竹内栖鳳の「アレ夕立に」(高島屋史料館蔵)の展示(2月15日~3月16日)とあわせて、本作品を松園が敷き写しした実物大の模写が初展示(全期間)されます。

竹内栖鳳「アレ夕立に」 明治42年(1909)高島屋史料館蔵 展示期間2月15日~3月16日
上村松園「竹内栖鳳筆≪アレ夕立に≫」模写 明治42年(1909)松伯美術館蔵

本模写は、松篁の記録にその存在が記されていたものの、その実物を確認できていませんでしたが、今回、当館の資料調査の過程でついに発見されたものです。

「特別展 上村三代の恩師たち展」は、2025年2月15日(土)~2025年4月13日(日)の期間、松伯美術館で開催されます。

特別展 上村三代の恩師たち展

 
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